嫉妬心を向けられるのは優れているからではなく弱いから

この記事。朝からものすごくものすごく納得した。カウンセラーの寝子さんという方の記事、言語化がうまくて、毎回いちいち納得させられる。

▪️「嫉妬心」が教えてくれることとは?
https://psychologist-neco.com/jealousy/


言語化すごい!と思った部分を、長いけどちょっと引用。


「「ズルイ」というような「怒り」「嫉妬」がときに根深い問題を生じるのは、

「生じさせた本来の対象ではなく“弱い者へ”向けられる」からです。

 

けれども、嫉妬を感じているご本人が

 

「この気持ちの原因は強者に対して我慢しているからであり、その怒りを、向けても大丈夫な弱い相手に向けている」

 

と気付いていることは滅多にありません。

 

なので、その攻撃性は「正当な主張」として強められてしまっていることがあります。」

 


ああああああああ!コレ!そう!これ!!


私は子どもの頃色んな人から攻撃されていた、特に女子の集団から。おかげで今も女子はこわい。集団はこわい。


それは、凸凹ゆえに空気が読めないとか、人を不快にさせるとか、そういうことも含むけど、まずなにより私が集団から孤立していて「弱い」存在だったからだ、と今ならわかる。

野生の世界で、群れる動物の集団では、群れから離れた動物は、即狩られる対象なので。群れに属さない私は格好の標的だったのだろう。


弱いからやられた。嫌う側が生活の中で溜め込んだ、色んな抑圧をぶつけるためのサンドバッグとして選ばれた。ただそれだけだった。

 

殴りやすい形をしているから殴られる。

 

女子の集団で爪弾きにされ、「ムカつくわー」とすれ違い様に言われる、目線をひたと当てられながら目の前でヒソヒソと話される。これは一体なんなんだろうな、と。


「嫉妬されてるんだよ」と仲の良い人、私を攻撃しない人たちはサラリと言った。実際何度も言われた。けど。


なんか微妙にちがうな、とずっと感じてきた。そんなにいいもんじゃないぞ、と。少なくともあの目線には羨ましがっている感じは微塵もなかった。


「攻撃性の高い人」は、強い人には逆らわない。


私の観測した範囲では、攻撃性の高い人は、なぜか防御力が低いことが多く、彼らは自分が攻撃されることを過度に恐れるから。


自分より強い人にはまず噛み付かない。それどころか、自分に害をなしている相手をわざわざ過度に崇拝したりする。(両価性愛着かもしれない)

透けて見える(ぐぬぬぬぬ)っていう本心を隠しながら、崇拝して敬愛しているような顔をオモテではしていて、本人もそうだと思い込んでいる。アレは実にふしぎ。でも稀によく見る。


理由はシンプルだ。強いから敬愛する、弱いから攻撃する。


ネコが獲物を弄ぶのと同じだと思う。別にネコはネズミを羨ましがったりしない。


ぶつかりおじさんの話がTwitterでバズっていたけど、それと近いものだったろうと思う。


彼らはあんまり派手な服じゃなくて地味で小さくて弱そうな女の人を狙ってぶつかるらしい。


たしかに卑怯だなと思う。あと、併せて易怒性の高い高齢男性全般への怒りが散見された。


ただまぁ易怒性のお年寄りを正義パワーで全否定するのもちがうかな、とは思う。


バズった記事を見て、「グリーンマイル」で脳腫瘍のために下ネタを連発し罵倒を繰り返すようになってしまった最愛の奥様の腫瘍を取り除いてもらう施設長の話を思い出した。

腫瘍を取り除いた上品な奥様。

どんなに若い頃人格者でも社会的に成功しても、脳の変質がその人の人生を奪う。


もちろんぶつかりおじさんを擁護しているわけではない。

ただ、「高齢男性全般」への忌避感に繋げるのはいささか乱暴だと思うし、それは漆原教授のことが憎いカラスだよと(『動物のお医者さん』12巻参照)思うなど。

(まぁ、私も【女子の集団および女性らしさそのもの】という漆原教授を憎んでいるカラスを心に飼っているので人様のことは言えないのだがw)


動物のお医者さんのどこでどの話があったのかを参照するときは、このリンク先が便利だ…(目次作成ありがとうございます。)https://twitter.com/buji__kaeru/status/1294870233363001344?s=46&t=j-gaUsa18IjfSFNMT_RTug


冒頭の寝子さんの記事に戻るけど、無意識の防衛機制によって、攻撃者は正当化された別の怒りを【弱い人】に向ける。弱い人に向けられた怒りの何割かは不当に捻じ曲げられて理由を捏造された怒りなのだと感じる。


向けられたときに「理不尽だな」と感じる怒りはだいたいコレなんだろうと、今ならわかる。


強くなろう、と改めて思った。


せめて自分を大切にできるくらいには強く、でき得るなら、自分の大切な人をも守れるくらいには強く。


▪️寝子さんの記事備忘録その他
・成功体験がこわい、成功恐怖症
https://psychologist-neco.com/fear-of-success/

・自己否定は当然?認知的不協和
https://psychologist-neco.com/cognitive-dissonance/


#今日のお歌…雨の日のうた
https://youtu.be/IhiWOtkdXTM
じっさい関係ないのよ、相手が怒ろうが泣こうが、それはみんな窓の外の雨。私にできるのは虹を願うことだけ